2014年10月1日水曜日

イランの遊牧民の手織じゅうたんGABBEH(ギャッベ)

GABBEH HOUSE 手織り草木染めじゅうたん
『ギャッベ展』


【日時】
2014年10月2日(木) 〜 5日(日)
10:00〜18:30(最終日は17:00まで)

【場所】 
SPACE DENEGA 弘前市上瓦ヶ町11-2 0172-32-1794 

【主催】
株式会社 松橋 GABBEH-HOUSE
〒108-0023
東京都港区芝浦3-7-8 福島ビル202
03-3454-3418 
http://gabbeh-house.com/

GABBEH(ギャッベ)とは…
ギャッべGABBEHは、ペルシャ語で「粗い」ROUGH(ラフ)と言う意味で、イラン西部のザクロス山脈から南部ファールス州の高原にかけて居住する遊牧民に よって織り続けられている「毛足の長い絨毯」を示す。ギャッべを織る遊牧民は、主に北からペルシャ系最古の民族ルリ族、ルリ族から派生したバフティアリ 族、トル コのカシュガイ族、アラブ系のハムセ連合の部族、勇敢な北方トルコ系アフシャリ族など、誇り高き人々である。その中でもカシュガイ族の生産量が最も多く、 世界的にも知られている。遊牧民カシュガイ族は大半が遊牧民で、一部半農半牧(男性が遊牧、女性が定住して農業や機を織る)。現在は制定40~50万人の カシュガイ族が古都シラーズに住んでいる。シラーズはギャッべの集積地で首都テヘランから南に位置するオアシスの都市である(イラン第二の都市である)。 カシュガイ族は単一民族では無く、5部族(カシュクリ族、シシブルキ族、ダリシェリ族、アマレ族、フェルシマダン族)の連合体である。それぞれの部族が特 徴のある絵柄のギャッべを織る。カシュガイ族のギャッべには、絵柄がバランスよく配置され、調和のとれたデザインが多い事が世界的に好まれる要素の一つと 言える。ギャッべを織る遊牧民はカシュガイ族だけではない。ファールス州のザクロス山地で遊牧生活を営んでいるルリ族もまたギャッべの素晴らしい織り手で ある。ルリ族は紀元前からこの地で暮らす遊牧民であり、ペルシャ語を話す。早くから安住の生活を選び、村を形成し、周辺の山野で羊を飼う生活をしている。 ルリ族のギャッべは、非常に自由、左右対称はデザインや、大胆な色の切り替えなど、自由な絵画のようなデザインも多い。
 

キリムとは…
平織りの織物で、絨毯のように毛足がなく、薄く平たいものを指す。ちなみにキリム=Kilimとはトルコ語であり、コーカサス地方では、イランではGelim、アフガニスタンではKelimと呼ばれてる。
全て同じ平織りのものであるが、トルコ語のキリムが一般的に普及しているため、現在では平織りのものを産地に関係なく、総称してキリムと日本では呼ばれている

キリムとギャッペの違い…
キリムはパイルの無い毛織物の事で、ギャベは毛足の長い絨毯。
キリムもギャッベも織り機を使いますが、縦糸に対して結ぶか糸を編み込んでいくかの違いである。

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